賢者の石 バックナンバー(1)

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vol.10: ハリー・ポッターと賢者の石

 先日、本屋さんに行ったら賢者の石という文字が飛び込んできました。
「なんだ、なんだ。」
と思って見ると「ハリー・ポッターと賢者の石」という本が平積みになっていました。違う本を探しにいったのですが思わずこの本を買ってしまいました。
 家に帰ってさっそく読みました。魔法使いの少年のお話でなかなかおもしろかったです。本の最後の方になったら読み終わっちゃうのが残念になる感じ。この終わりになっちゃうのが嫌でずっと続く話が案外好きだったりします。でもこの本は7巻ぐらいまででるらしい。 そんなところも気に入りました。タイトルに賢者の石と入るのはこの第1巻だけみたいですが、このシリーズみたいにこのホームページが続けばいいなと思っています。


vol.9: 色黒は百難隠す!?

 洋服などは流行の移り変わりが顕著ですが、家具の世界でも、無いように見えながらもその時々のはやりがあります。それはデザインであったり、機能であったり、色であったりします。
 最近の例にソファがあります。4,5年前はL字型に配置するコーナータイプが数多く出ていたのが、現在はワン・スリーと呼ばれる1人掛けと3人掛けを直角に配置する形が主流です。これはコーナータイプの角の部分が座れそうで座れないというのがわかってしまったのが大きな理由です。
 ソファやベッドといった特定の分野ではなくて最近全般的にはやってきているのが明るい色(白木の色)です。フローリングの色も一時期に比べて明るい色が多くなってきているのも関係しているのかもしれません。ところが、いざ白木調の家具を探そうと思うと、色の濃いものに比較して量が非常に少なくなってしまうのです。特に価格帯において、あるライン以下の価格のものを探そうとすると極端に選択肢が無くなります。(但し、プリント等のものは除きます)。
 これは、白木の家具は、その材料の吟味を濃い色のものに比べて慎重に行わないとならない事によります。材質的には全く問題がなくてもちょっとしたくすみ、しみ、節等まで良く選んだものでないと売れません。自然のものなのでそれはそれで味があると思うのですが、そういう訳にはいかないようです。
 それに対して、濃い色に着色してしまうものは材質をクリアすればOKみたいなところがありますので合格ラインが低くなりコストも下がると言うわけです。
 色白は百難隠す、ということわざがありますが家具に関しては、色黒は百難隠すとなるわけです。

では、あのちまたを闊歩している女子高生等の黒い顔はいったい何を隠しているのでしょうか?


vol.8: この机、僕と同じ年だ!??

 最近の学習机のほとんどは組立て式になっています。その理由は、部屋に入らないという事態をさけるためと、在庫時のスペースを節約するためです。
 先日、学習机を配達に行った先のこと、その机のオーナーとなる男の子が、待ちきれず外に出て机の箱を開梱しているのを見ていて言いました。
「あっ、この机、僕と同じ年だ!」
机が同じ年?? 何を言っているのかわからなかった私は、その子の視線をたどっていきました。すると机がはいっている段ボールに6.5才との字が。なんだそういう事か。

「ぼく、才って漢字 読めるの?」
「うん。読めるよ。でも6.5才ってのは6才と何ヶ月の事かな」
「これは年齢(とし)じゃなくて箱の大きさの事なんだよ。荷物はね、大きさを何才って数えるんだよ。」
「へー、そうなんだ。」

と後ろからお母さんの声。子供が間違えるのも無理はないですね。流通業の人とか以外は案外知らない単位かもしれません。
ちなみに1才という大きさは1立方フィート(一辺が30.48cmの立方体)です。

「ねえ、君の彼女って何才?」
「25才かな。」
「えっ、そんなにデブなの!?」
「んっ??????????????」


vol.7: ピアノじゃなくても

 先日、食器棚の扉の修理に行きました。蝶番がいかれてしまったのでそのつけかえを行いました。十年を越えると蝶番の方もヘタリがでるのは仕方のない事です。でも、蝶番自体の寿命を縮めてしまうよくある原因があります。それは接地面の水平がとれていない事による家具のゆがみです。このゆがみによって蝶番に無理な力が加わり早く悪くなってしまうのです。設置した時には平らでも中に物を詰めて長い間使っているうちに、その重みで床がだんだん傾いてしまうのです。
 150cm幅以上の食器棚に食器をぎっしりと詰め込んだ時の総重量はピアノをしのぎます。よく、ピアノを置く場所の床を補強しますが、食器棚の床を補強する方はまだ少ない気がします。 これから新築をされる方は食器棚下の床の補強も頭に入れておくと良いと思いますし、設計の方から提案されたらきっとその設計者の方はいい設計者です。


vol.6: ペリーローダンに再会

 家具屋というのは家具を売っているのですが(あたりまえ)、その展示をする時に少しでも雰囲気がでるように、食堂セットであればお皿やコップを置いたり、パソコン・デスクであればパソコンを置いたりしてディスプレイをします。これは、メーカーも同じ事です。
 先日、家具メーカーの展示会に行ったときの事、スライド書棚のスライド部にびっしりと文庫本がつめてありました。でも、これはディスプレイ効果を狙ったものではなくて、本をいっぱいに詰め込んでもスライドがスムーズにできますよ、というデモンストレーションのためでした。 効率よく、本を収納できるという事でいろんなスライド書棚がでています。そのスライド部の機構はさまざまなのですが、中には本を詰め込むとうまくスライドしなくなるものがあります。本を入れたときの使い勝手が本当は大事なのに、本末転倒です。値段だけでなく、そんな所にもチェックをして選んでもらえたらと思います。
 でも、僕がそのスライド書棚のデモで感動したのは、スライドのスムーズさではなかったのです。その書棚は既に当店に展示してあったのでスムーズさは知っていました。感動したのは入れてあった文庫本でした。そこにはハヤカワSF文庫のペリーローダン・シリーズがびっしりと入っていたのです。僕は結婚したときに、当時100巻ぐらいまで持っていたローダン・シリーズを古本屋で処分したんです。なつかしい友に再会した気持ちと、この書棚を作っている人が本当に本好きなんだなという感慨を感じました。
 今は何巻ぐらいまでいったのかなぁ。どなたか、ローダンの最近の状況を教えてくれませんか。


vol.5: 汚れの目立たない色

 いえいえ、決してそれがいけないと言っているのではありません。色を選ぶ一つの基準としてあってもいいと思います。でも、それだけで色を選ばれるお客様の割合が多すぎるような気がするんです。

 冬場になるとカーペットが良く売れます。柄や素材もありますが一番問題となるのが色です。
「居間に敷こうと思うのだけどどんなのがいいかしらね。」
「ソファやカーテンの色はどんな感じですか。」
「***の感じで、壁紙の色はこんな感じなのよ。」
「それなら、こちらの色なんていかがですか。」
と、私はお客様と会話したいと思っているのですが、
「一番汚れが目立たない色はどれかしらね。」
「そうですね。汚れが目立たないのだとこれとかこれあたりですかね。」
「そうよね、これが無難よね。じゃ、この色でお願い。」
 という会話が多いんです。もう少し、冒険してみてもいいんじゃないんじゃないかと思う時があります。

 「ちょっと、ホームページの背景の色はどれがいいと思う?」
 「あんまり派手でもあれだし、ここらあたりの色が無難なんじゃないですか。」
 「そうだよね、この色あたりが無難だよね。じゃ、これでいいや。」
あっ、自分も同じ事をやってた。反省。反省。でも、ホームページは汚れは関係ないけどね。


vol.4: Philosopher's chip 「賢者の石」

このコーナーのタイトルを見て、
「何じゃこれは」
と思われる方がほとんどだと思います。
このタイトルは、私が家業を継いで家具屋になる前のサラリーマン時代に、製品のPR誌を作っていた事があるのですが、そのタイトルをいただいたものです。ちなみにこのPR誌は私の退社とともに消えました。製品のPR誌といっても、固い内容ばかりではなくリラックスして読めるもので、なかなか評判は良かったのではないかと思っています。
 「賢者の石」は、私の大好きな本のタイトルです。作者はコリン・ウイルソン、パラドックスの無い時間旅行を題材にしたSFの古典です。この原題が「Philosopher's stone」で、錬金術師が、これがあれば金を作り出す事ができると思っていた物質の呼び名です。stoneをchipに変えたのは、勤めていた会社の特性上そうなりました。
 これを読んで
「おお、あの『賢者の石』の編集長か」
と思われた方がいましたら是非、メールを下さい。ちなみにあの「ドラクエV攻略法」のコラムを書いていたマイク小林さんは現在、政治家になっています。


vol.3: ご飯をおいしくするつもりじゃなかったんだけど

 当店でも取り扱っていますが、最近ホルム・アルデヒド等の有害物質の含有量を抑えた「健康家具」がいろんなメーカーから出てきました。でも、その内容はバラバラで、F2合板を使っているから安全です、というメーカーもいます。でもF2でも5mg/l 以下のホルマリンは含んでいます。私の考えでは「健康家具」とうたおうと思ったらF1合板以上のグレードでないとと思っています(F1は0.5mg/l以下の含有量なのでF2の1/10)。当店で扱っている健康家具はさらに上をいって0.2mg/l 以下という合板を使っています。
 でも、それだけの合板を使って作られた家具は必然的に高価なものになってしまいます。どこからが危険ラインというのがはっきりしているわけでもないので、ホルマリンの量を気に留めているお客様でも結局はお財布との相談という形になってしまいます。
 そこで予算が無いお客様のためにといろいろ探して見つけたのが備長炭のシート。放出されるホルマリンを備長炭に吸い取ってもらおうというものです。これなら数千円の出費増で済みます。
 そんな訳で備長炭グッズを置き始めました。本当はシートだけで良かったのですがセット単位でしか扱えないとの事で、シートの他にお風呂用や炊飯器に入れるのとかも一緒に展示する事になりました。すると、売れるのは炊飯器用だけで、タンスに入れるシートなんて一枚も売れません。ご飯をおいしくするつもりで始めた訳じゃなかったんだけどな。


vol.2: パソコン対応の学習机

 家具の中で、一番季節感があるものと言ったら学習机だと思います。毎年年末から3月末あたりまでが学習机のシーズンになります(地方によっては七五三の時に机を祝う所もあるようですが)。
 そんな学習机の仕様で、ここ数年パソコン対応というものが急激に増えてきました。学習机の上棚の一部がとれ、その部分にパソコンのモニターが設置できるというものなのですが、私はこの機能に疑問を持っています。各メーカーの言うように確かに上棚をつけたままでパソコンを置く事ができるのですが、実際にパソコンを置いてしまうと肝心の勉強をするためのスペースがかなり狭くなってしまいます。パソコンしかやらないのならまだしも、本分である勉強がやりにくくなってしまっていいのでしょうか。
 ですから、私はパソコン対応という機能を前面に出しての接客は行っていません。パソコンを置くことを考えて学習机を選んでいるお客様には、逆にパソコンデスクを学習机として使う事を一つの選択肢として提案する事もあります。
 パソコンばかり、いじってないで勉強(仕事)しなさい、と良く言われちゃうもんね。


vol.1 エレクターをご存じですか

 エレクターというメーカーをご存じでしょうか。多分、ほとんどの方が本物か偽物かは別にして、一度は見た事があると思いますし、実際に使っている方も多いと思います。エレクター社はワイヤーシェルフを考案したメーカーで、シンプルな構造ながら使いやすさや耐久性、拡張性にすぐれた製品です。
この棚がそうです。
 この商品を当店でも展示・販売しているのですが、これが本物と偽物の区別がつかないほど全く同じなのです。見かけ上で言うと、本物には「ERECTA」という刻印がしてあるのですが、それが無いか別の刻印がしてあるかの違いだけです。それで偽物は本物の半額以下の値段で買えます。
 当店でも、この商品を展示する前に賛否両論がありました。全く同じようなものが半額以下で買えるのに本物を展示・販売するメリットがあるのか、という事が争点です。メーカーの人もいろんなお店でそのように言われるそうです。メーカーの言う本物のメリットとは
※コーティングに違いによる錆びにくさの違い
※ブランド名で買ってくれる固定客層がある
※徹底的な品質管理による精度の違い
※豊富なパーツを単品単位で買えるのでシステムの拡張が容易
の4点です。

 正直な所、単に棚だけを家庭用途などで使うのなら偽物で十分な気がします。でも、既製品ではどうも今一サイズや仕様が合わない、という方や他人と違う形を作りたいと思う人はハマるかも。メーカーの人も、新しい組み合わせを提案できる人がいる店では売れている、と言っていました。
 子供の頃からレゴで遊ぶのが好きだった私と新しい用途や形を創造してみませんか。


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