元近鉄バファローズの選手だった鈴木貴久さんが急逝したニュースが流れました。まだ40歳の若さでした。 例えば高校生時代に甲子園でプレーをする選手を見たり、国立でボールを蹴ってるサッカー選手を見ると、同年代なのに年上に感じるようなへんな錯覚がありましたが、貴久(こうよんでいたので敬称は略させていただきます)選手も偉大なプレイヤーだったので、頭の中では年下だとわかっていても、頼りになる選手という事でイメージ的に年上のイメージがありました。
それが、今日の訃報。私より年下なのに逝ってしまうなんて。なんて悲しいんでしょう。
忘れられない10.19の演出者の一人でもある鈴木貴久さんのご冥福をお祈りいたします。
かっとばせ〜 た か ひ さ
バファローズよ、貴久のためにも今年こそ日本一だ!!!
「冬のソナタ」という韓国のドラマが話題になったのは知っていました。その出演俳優さんに会えるツアーが実際には会えなくて問題になったりしたのもワイドショーとかで知っていました。
「たかがドラマにそんなに夢中になるなんて」と思っていました。
そのドラマが4月からNHKの地上波で再放送されると聞き、話のタネにと思って見てみました。 高校生にしてはふけてないか、とかいろいろとちゃかを入れながら見ていたのですが、2話、3話と見ていたら気がついたらはまってしまいました。 もう毎週土曜日が待ち遠しくてたまりません。ついには教育放送のハングル語講座(テレビ)まで視聴するようになりました。この講座では「冬のソナタ」の場面を教材に使っていて、放送があった場面からの名せりふを解説しています。テキストにはそのせりふに合わせて前後のあらすじが書かれています。ですから、このテキストを見るとだいたいの筋がわかります。語学講座のテキストは1ヶ月単位ですのでまだ見ていない回のせりふやあらすじも載っています。その部分をドラマの放送があるまで見ないでいるのは本当に大変です。
「冬のソナタ」にはまっているのはほとんどの人は女性の方のようで、ぺヨンジュンさんのファンのようですが、さすがに私は男ですのでそんなにチュンサンやミニョンには魅力は感じません。なんといってもユジンにつきます。個人的には松たか子に和久井映見を足して2をかけた感じかなと思っています。でも、私のまわりでは「冬のソナタ」の話があまり通じません。男でこれにはまっているのはちょっと変なのでしょうか。
このドラマのなにがそんなにはまるのかな、と考えてみて私なりに得た結論は、ストレート、という事です。変に変化球をこねくりまわすことなく、まっこうから直球勝負というのがいいんだと思います。小細工がなく先が読めてしまうくらいに明快に突き進む展開、その心地よさ。もう涙なしにはユジンの顔が見られません。
家具の世界でも、なんだか最近はちょっと売れた商品をまねして小細工をした商品が増えている気がします。「冬のソナタ」みたいに、これでどうだ、と真っ向勝負、力でねじふせてくるような商品が待ち遠しく思われる今日この頃です。
4月1日より価格表示が消費税を含めた内税表示に変わりました。と言ってもまだ当店でもすべての表示を内税表示に変え終わったわけではありません。当店では3月のはじめくらいから表示を変え始めたのですが、いざやってみると全然、はかどりません。業種によっては単に売価を書き換えればいいところもあるのでしょうが、家具屋の場合はそうもいきません。
メーカー希望小売価格の表示を変えて、当店の売価の表示を変えて、さらに食堂セットなどのようにセットになっているものですと、セットの価格を変えると同時にテーブルや椅子の単品での価格も変えなければなりません。さらにそのテーブルにサイズ違いがあったりするとそのサイズ毎の値段も変えなければなりません。椅子にしても張り地のバリエーションがあったりすると布張りの場合はいくら、レザー張りの場合はいくら、革張りの場合はいくらというようにたったひとつの食堂セットの値段を変えるだけなのにイメージ的に考えているものよりも、ずっと大変な作業量になってしまいます。
内税の表示に変えるのは将来の消費税のアップを考えてのことだとか言われています。税込の表示にしておけば商品自体に含まれる消費税の額が見えにくくなるので税率を変えても消費者が気づきにくいだろうからそうするのではという話です。でもどうでしょう。もしそのようなつもりがあるなら全く逆効果だと思います。
というのも、内税の表示を続けるのだとしたら、もし消費税率が変更になると再び店の商品の値段を全部書き換えなければならない事になります。この膨大な作業量を考えると、
「消費税率が変更になったから、こんな面倒な作業をまたやらなくちゃならない。」
という思いが作業が終わるまで頭に浮かび続けて、消費税が変更になったという事実がはっきりと頭に刻みこまれてしまうのではないでしょうか。
お店をやっている人はそうかもしれないけど、一般消費者はそうでもない、とお役人さんは考えるかもしれませんが、仕事をしている人というのは多かれ少なかれ商品やサービスの値段には必ずかかわっているわけですから、そのためになんらかの余分な仕事をするはめになるはずです。
そんな事を考えると、この表示方式の変更は、誰にとってもメリットになる事はないと思います。
5%の計算が大変だから、なんて事を言っていた人もいますが何をばかな、と思います。円周率を3.14ではなく計算が大変だから約3にするというのと同様にこんなことをしてたらどんどん日本人がばかになってしまいます。5%の計算なんて単に0を一個とって2で割ればいいだけのことなんですから。
今からでもいいから、税金の表示方法は自由にさせてほしいものです。
やっと当店のネット環境もADSLになりました。 ISDNにした当初は、ずいぶんと速くなったと思ったものでしたが、最近のホームページはいろんな技を使って重たくもなっています。また以前は、ホームページを作る心得として、低速モデムでアクセスする人のことを考えてなるべく軽いページを作る、というのがありましたが、今はブロードバンドを基準にしているかのようです。そんなことで最近はネットを見ていてもずいぶんとストレスを感じていました。
いざ、ADSLを使い始めてみると、ただ単に表示されるスピードが速くなった、という以上の何かを感じます。それが何なのかはわからないのですが、漠然とそう感じます。ただ、その感じは、「動画とかを使えるようになる」 とかのブロードバンドならではの機能ではなくて、普通のモデムでもストレス無く見ることができる軽いページで何かが変わっていくような気がします。
なんの具体性もなくてすみません。素人のたわごとと思ってください。
今までなかなかADSLに変えられなかったのは、ネットに接続するのに使用していたISDN回線で、クレジットカードの端末やポイントカードの端末などを接続していたためにいろいろな制約があったからでした。何かを一箇所変更することで、そのまわりに付随するいろんなものを変更しなければいけない、というのはなかなか面倒なことです。パソコンを新しくする時などもデータを移動させたり、ソフトをインストールしたり、周辺機器のドライバーを設定しなおしたりと大変なのであまりやりたくありません。 外付けのHDDにデータなどは入れておけばパソコンを新しくしてもそんなに大変ではないと思うのですが、最初からそういう風にしていないとなかなかそうする気も起きません。そういった点で、最初の時点で将来を考えて設定をするというのは大事な事です。
これは、お部屋に家具を設置するのでも同じことが言えると思います。理想を言うと、家を新築した時や引越しをした時などに、自分のライフスタイルを考慮して最適な家具を最適な場所に設置するに越したことはありません。でも、そんなことができる人はほとんどいないと思います。ある程度要求を満たす品物をだいたいここら辺という場所に設置している方が圧倒的ではないでしょうか。
「とりあえずと思って買った家具を20年も使っちゃったよ。」
とか、
「置こうと思ってた場所に物が置いてあったんでとりあえず別の場所に置いたんだけど結局、根っこが生えちゃってそこに置きっぱなしになっちゃったよ。」
なんて話を良く聞きます。
「とりあえず、ビール」
という風に、すぐになくなってしまうものであればいいのですが、なくならないものは、とりあえずというのはかなり危険です。そのものがなくなる(使えなくなる)までの時間に比例して考慮する時間をぐらいの気持ちでいた方がいいのではないでしょうか。
新春から2月頃は家具のメーカーや問屋さんの展示会のシーズンでもあります。恒例行事という感覚で今年も何件かまわってきました。またこの後もいくつか予定しています。
展示会に関しては、いろいろと書くこともあるのですが今回は「お土産」について書いてみようと思います。
家具の産地は全国各地にあり、遠い産地への展示会となるとちょっとした旅行みたいなものですので店や家にお土産を買って帰ることがありますが、そういうお土産ではなくて展示会主催者側が用意するお土産がある場合があり,そのお土産は2種類あります。
と言っても、
「Aにしますか?それともBがいいですか?」 という種類ではありません。
わざわざ遠くから交通費と時間を費やして展示会に来た人だけが仕入れることができる特価商品や限定商品のことをお土産と呼ぶのです。ですから、このお土産は、もらえるものではなくて買って(仕入れて)かえる商品をさします。展示会に行く目的は、新しい商品を実際に見たり体感したりしてくることと、こういうお土産商品を仕入れてくる2つの目的があるといってもいいと思います。
もうひとつのお土産が、一般読者の方が連想された、いわゆる普通のお土産です。もらえるものはありがたいのですが、経費もかかることだしもったいないなと思うことも良くあります。
ある問屋さんは、展示会のたびに異なったお土産をくれるのですが、これはありがたいと思うときともったいないな、と思うときがあり、お正月のときは必ず、もったいないなというものなのです。それらは、お酒であったり置物などの類だったりします。お菓子なら店の休憩時間に皆で食べたりもできますが、お酒ではそうもいきません。置物も店においてディスプレイとして使えるようなものであればいいのですがそういうものはあまりありません。
お正月でない時の展示会では、家具の補修道具や軍手、前掛け、ボールペンなど店で活用できるものをくれるのでとても重宝しています。
そこで、当店の営業担当者に話してみました。
「経費をかけて無駄なお土産を用意するより、家具屋で絶対使う道具とかにしたほうが喜ばれるんじゃないの。お正月だからって変に奮発しないでいつも実用品にすればいいのに」
と言うと、
「私の担当店さんはそういうところが多いんですが、別の担当者の場合は全く逆なんですよ。実用品だと怒られると言ってますよ。」
なんでまた、と思ったのですが訳を聞いて納得しました。当店のような小規模の店だと仕入れる人、販売する人、納品する人、修理する人、が重なっています。ところが、大規模な家具店だと展示会を見に来る仕入れ担当者(バイヤー)は仕入れをするのが仕事で、自分で軍手をはめて前掛けをしめて配達することもないし、商品の調整をしたり補修をしたりすることもないというのです。
わざわざ、展示会まで出向いてきたのは自分なのになんで別の人間が使うものをお土産に持って帰んなきゃいけないんだ、ということでした。いわゆる役得になるものを用意しないと駄目だそうです。ましてやお正月だとお偉いさんも来るし、補修ペンなんて渡したら怒鳴られるそうです。
そっか、仕入れる人と売る人が分かれてる店のほうが仕入れる額も多いもんね。そちらの指示に従わないといけないんだ。
お土産ひとつ選ぶのも裏方さんは大変なようです。
「きゅうちゃんって知ってる?」
「知ってる。頭に毛が3本あるんでしょ」
「それはおばけのQちゃんでしょ(怒)」
というテレビCMをご存知でしょうか。ほとんどの方は知らないと思いますが、
「ああ、あの9チャンネルのCMね。」
とピンと来た方は、もしかしたらご覧になったかも知れません。
上記のCMは埼玉県のケーブルテレビサービスTCATのコマーシャルで、TCATの宣伝チャンネルが9チャンネルなのです。このチャンネルはTCATに加入しているご家庭でしか見ることができないのですが、そのチャンネルの番組に 「さわやかカフェ」という林家一平がやっている番組があります。その中で埼玉県各地のPRコーナーがあるのですが、2003年12月は岩槻市の特集でした。内容は週変わりで3週間放送されたのですが、その第3週放送分のお店紹介で「家具のカミゼン」が採り上げられました。
1回に採り上げてもらえるお店の数は2,3店舗ですので選ばれる確率は非常に小さいものです。初めに、ケーブルテレビ会社から電話があったときには
「どうしてうちの店が選ばれたの?」 と不思議に思いました。当店は、鈴木和彦さんのギャラリーなど他では決して見られない展示とかもありますが、それにしてもよくうちを選んでくれたものだと思い、その理由を尋ねてみました。
それで、返ってきた答えは、この当店ホームページの存在でした。昔は、ある町のお店を紹介しようと思うとまず市役所や商工会に問い合わせて、そこで目星をつけて実際に現場にでかけるのが普通だったようなのですが(私たちが持つ取材のイメージもそんな感じですよね)、現在は、インターネットで検索を行って目星をつけて電話で話を聞いてでかけるようなのです。
と言う事はそういう調べ方をする人にとっては、ホームページを持っていない店は存在しないということにもなってしまう事を意味します。 外に出て、自分で汗をかかないでの取材なんて怠慢だ、と言ってもはじまりません。そういう方法が主流になってきているのだとしたら、そういうものに対する対策が必要です。その点、当店はたいしたものではありませんがとりあえずオリジナル・ホームページを持っていた効用がありました。
実際の撮影は朝8時半から11時過ぎまでかかり、放送されたのは2分くらいでした。
「観たよ」 と言われたのは2人からだけでした。ケーブルテレビの番組の合間のCMならまだしも、ケーブルテレビのPRチャンネルの番組なんてほとんど見る人はいないようです。
実際、私もサッカーや映画、昔のテレビドラマ、囲碁講座等、ケーブルテレビはよく観るのですがPRチャンネルはほとんど観ないですもん。 昔、アムロとTRFのサムが結婚した時にフジテレビの人にインタビューされた時には(サムと私は小学校の同級生です)放送が30秒ほどだったにもかかわらず、数多くの人から 「テレビにでてたでしょう」 と言われたのとは雲泥の差でした。 それで考えたのですが、ケーブルテレビに加入していないと観る事ができないケーブルテレビのPRチャンネルって誰に向けて放送しているのでしょう? 加入者を増やしたいのなら加入していない人が観られないと意味がないし、加入している人は各番組のPRを見るよりも実際にその番組を観ちゃうし・・・ ちょっと不思議。
今年も国際家具見本市に行ってきました。 年々展示が寂しくなっていくという感じがあったのですが、今年はちょっと異なっていました。 と言っても急に規模が大きくなったり盛況になったりというのではありません。
最も変化があった点は、国内のベッドメーカーの展示が急に増えた事です。昨年までは、まともなベッドの展示をしていた国内に拠点を持つ主なメーカーと言ったらシーリーベッドとシモンズベッドぐらいしかありませんでした。 それが今年は、ベッドメーカー勢揃いという感じで、普通のベッドメーカーだけでなく、通販などでおなじみの折りたたみベッドのメーカーまでがかなりの面積を占めるブースを出展していました。ベッド業界各社が揃って出展しようと話し合ったのかどうかは不明ですが、とにかくそんな事を思わせるようなベッドの展示でした。
展示会や見本市を見に行く理由はいろいろあります。どんな新しい商品が開発されているのかを知ることもありますし、各メーカーの傾向やトレンドを調べるというのもあります。 また従来からある商品でも普段はカタログでしか見ていないものを実際に触ったり座ったり寝てみたりできるというメリットもあります。
それらに加えて、今回は特に意識された点がありました。それは話術です。今までも、説明を受けながら
「この人は説明が上手だな」 とか
「くどくどと同じ事をずっとしゃべってる人だな」
とか感じていたりしましたが、今回は普段より説明員の稚拙や技能の差を大きく感じました。
なぜなのかな、と考えたところ今回の見本市の変化が原因だと思い当たりました。
ベッドのマットレスというのはいいマットレスであれば、説明すべき点はたくさんあります。一見しただけでは外見はそんなに変わらないマットレスが値段の開きが何倍にもなることがあるものですから、値段の違いをきちんと伝えることができなければ高いマットレスは売ることができません。実際の寝心地はマットレスに横になってみれば違いは感じ取れますが、それが一晩寝たときにどんな目覚めを約束してくれるのか、耐久性はどうなのか、季節によっての寝心地はどうなのかなどは説明を受けなければ全くわかりません。今回は、ベッドメーカーが多数、出展していましたので各説明員は、どこがよそのメーカーに比べて良いのかをきちんと伝える必要も高まります。そんな事もありベッドメーカーの説明員も熱が入り、また熟練した説明員を用意したりしたのでしょう。
そんなことでベッドメーカーはかなり説明員がきちんとしていたのですが、他のブースではきちんと説明をしてくれる人もいれば、誰もいないとまずいのでとりあえず立ってますみたいな人もいて雲泥の差がありました。
「さすがプロだな。自分も見習おう」 と思う説明もあれば
「なんだよ。その商品なら俺の方が商品知識があるじゃないかよ。自分のところで作ってるものを説明できなくてどうすんだよ。」
と思う事もありました。
そんな中である説明員の方が、
「自分が好きな商品や自分で使っている商品は売れますね」
と言っていました。これには私も同感です。自分でも使ってみたいな、と思っている商品はやっぱり話していても説得力が違います。この商品は利益率が高いから売りたい、と思って説明するのと、自分でも使っていて具合がいいから安心してお客様にもすすめられると思いながら説明するのではお客様の受ける印象もおのずから異なってくるはずです。それを考えながら当店の取引先で話術がうまいなあ、と思う人は自分のところの商品に愛着を持っている人が多い事に気がつきました。話術というのは単なるテクニックだけでなく想いも大事な要素なようです。
でもメーカーさんにどこの家具を使っているかを聞くと案外、自社以外のを使っている人も多くて苦笑してしまいます。 どうして、と聞くと、
「自分の給料でうちの商品は高すぎて」
というのには同情すべき点もありますが、
「どうも気に入ったのがなくて」
なんて言われると、売ってて大丈夫なのかな、と心配になってしまいます。
じゃ、メーカーの人間じゃなくて販売の人はどうなの? と思われると思います。
これは、ざっとふたつに分けられると思います。従業員として働いている人は自分の収入と相談しながら好きな家具を選んで使っていると思います。 でも経営者側はそうでない場合も多いと思います。自分が使いたい家具を使うよりも、売れ残ってしまった家具を自分で使う、という事も多々あるからです。それでもいくつかは自分の使いたいものを使っていますが、やっぱりそれらは自分の体験が語れるからか、良く売れます。
先日、とても背の高いお客様が食堂セットを探しにご来店になりました。どういう食堂セットを探しているかというとズバリ座面高の高いものです。当店で扱っているオーダーダイニング等でもそうですが食堂椅子の脚を切って短くするという事は可能なものが多数ありますが、脚を付け足して高くするということは接合部の強度面の問題や見栄えから無理です。
と、言うことは最初から座面高の高い椅子を選ばないといけないのですが、ヨーロッパ仕様の輸入品等は別として大体、高さは43cmぐらいまでに限られています。(柏木工というメーカーでは47cmまでオーダーできるシリーズはありますが)標準品で探すとなると選択肢は本当にありません。一応、候補はあがったのですが、もうちょっと探してみるという事になりました。
その数日後、別件で、喫茶店を開店するから喫茶店用の椅子がほしいというお客様が見えられました。そのため業務用のカタログを見ていて、
「おそばやさんや居酒屋さんにあるような椅子は別だけど、どっから見ても普通の食堂椅子と変わらないデザインの椅子というのはどういう部分で業務用と家庭用に振り分けられるのだろう?家庭用のカタログからお店に使う椅子を選ぶ人もいるしな」
といつもながらに思っていました。
喫茶店の椅子は、候補を2つにしぼり、後はサンプルを取り寄せて座ってみて決定となりました。サンプルが届いて実際に座ってみると、両方とも座り心地はなかなかです。でも、その時に
「この2つともに他の椅子よりもちょっと座面が高いな。今は靴を履いているからちょうどいいけど、これで靴を脱いだらちょっと・・・。ん、? 靴を脱ぐ?靴を脱いで椅子に座る店があるか? そ、そーか!」
すぐに業務用のカタログを見てみると、みんな椅子の座面の高さが家庭用よりも3cm前後高くなっています。謎が解けました。業務用のカタログに載っている椅子は座面を高く設定した椅子だったのです。
以前の賢者の石でも書いたのですが、お客様がお店で商品を実際に確かめているときは履物をはいています。日本の家では靴を脱いで生活している場合がほとんどですので、お店で椅子やソファーに腰をかけた時には、履いているものの分だけ相対的に家具の座面の高さが低く感じられてしまいます。その理屈で考えると、靴を履いているという前提があったら、靴の厚さの分だけ通常の家具よりも座面が高くなるべきで、実際そうなっていたのです。
という訳で、その背の高いお客様の選択肢がグンと増えたのでした。高い座面の椅子をお探しの方は、お店の人に
「業務用のカタログも見せてください。」
と言ってみるのもいいんじゃないでしょうか。
10月1日より家庭用パソコンの有料回収が始まりました。電気機器はパソコンより前に2,3年前から冷蔵庫や洗濯機、テレビ等の有料回収が家電リサイクル法という法律で決まって実施されています。 なかには不法投棄をするなど、その法律に従わない人も一部には存在するようですが、概ねシステムは機能しているようです。
家具においても、新しいものに買い替えると今まで使っていたものの処分が発生します。当店でも有料でお引取りをして、中間処理業者に引き取ってもらっています。家庭からの家具の処分は自治体が無料で行う部分もあると思いますが、小さい大きさに壊さなければいけないとか自分で処分場まで運ばなければいけないとかの制約があったりしてなかなか面倒なようで、私たちに引き取りを依頼されるお客様は少なくありません。その時に、以前だと代金がかかるという事に難色をしめすお客様もいらっしゃいましたが、家電リサイクル法によって電化製品が有料になってからは有料という事に理解をしていただけるお客様がほとんどになりました。
ここまで来たのだから、いっその事、家電のように家具も処分に関する統一のシステムを作ればいいのに、と思うこともあるのですが、なかなかそういう訳にはいかないようです。と、いうのもその法律の名前が示すように家電の場合は、リサイクルを念頭においているのに対し、家具の場合は廃棄、焼却になってしまうからでしょう。一部、日本有数の家具産地でもある静岡県等では、引き取った家具をこなごなにしてパーティクルボード(木くずを固めて作った合板)に再生するシステムが稼動している所もありますがそれは例外と言ってもいいぐらいです。また、家電の寿命の長さから考えてリサイクルの輪のサイクルはそんなに長くはなりませんが、家具の場合、20年使った、30年使ったというのもザラにあり、サイクルが長くなりすぎるしリサイクルは不可能なほどになってしまうのも少なくありません。 家具の場合は、リサイクルというよりは修理による再生の方が現実的でしょう。 唯一、ベッドのマットレスに関しては統一のシステムができそうになったのですがそれも断ち切れになってしまいました。
他の業界と比較して、家具業界はいろいろな面で遅れていると言われています。何でもよその業界をまねればいいというものでもありませんが、例えば静岡県のシステムをもっと拡げるとか(ただこれは行政と二人三脚で行わないと不可能ですが)していってもいいのになと思います。
最近、「当店のホームページを見て電話しました」 という電話が増えてきました。それがお客様からの商品問い合わせの電話だとうれしいのですが、半分近くはホームページ作成業者などの営業の電話だったりします。
曰く、「現在のホームページ(以下HP)に満足していますか?」 とか 「もっとセンスのいいHPにしたいと思いませんか」 等と話してきます。 自分でも現在のHPの出来に満足しているわけではないですし、もっとセンスの良いページにしたいと思っています。でもそのHPを作っている本人としては、自分の作品(HP)をいろいろ言われて気分がいいわけはありません。 ちょっとソースを表示させてやれば、プロが作ったものか素人がホームページ作成ソフトを使って作ったものかわかりそうなものなのに、頭から 「ホームページは外注に出している」と決め込んで話をしてくるのはいかがなものか、と思ってしまいます。
ところが、先日、それのさらに上をいく電話がかかってきました。やっぱりHP作成業者なのですが、話を要約すると 「自分のお店のHPを持ちたいと思いませんか?」 と言っているのです。 もしかしてこの人は当店のHPが存在することを知らないのか、と思って聞いてみると案の定知らないとのこと。既に存在してる事を伝えるとびっくりしていました。
ホームページを作ろうって業者ならせめて当店の名前をキーワードに検索エンジンぐらいかけてみろよ、大体一番上に表示されるよ、と言いたくなってしまいました。 最近のお笑いのフレーズじゃないですが、電話を切ってから
♪それでいいのか♪
と口ずさんでしまいました。
この話を友人にしたところ、 「それでいいのかの会社は論外として、業者が作ったホームページと思われるのは悪いことじゃないんじゃないの」 と言われました。
それもそうかも。 今度は冷静に悪そうなところを聞いて直してみようかな。