小学生ぐらいの子供さんをお持ちの方は多分 「ヒカルの碁」という漫画をご存知だと思います。少年ジャンプで掲載されていた漫画で、TVでアニメでやるようになって火がつきました。 それまでにも、私は「ヒカルの碁」の単行本を買ってきて、子供達に 「おもしろいから読んでごらん」 と言っていたのですが、興味を持ってもらえませんでした。 それが、アニメが始まったら、おもしろい、おもしろいと奪うように読んでいます。 TVアニメの力は強いな、とつくづく思い知らされました。
私は、サラリーマン時代に囲碁を覚え、よく昼休みに会社の先輩と打っていました。サラリーマンをやめ、店に入って9年、まわりに囲碁を打つ人がいないので、プレステのソフトやパソコンのソフトが相手でした。コンピューターを相手にすると、同じ手を打った時は同じ反応を示してきます。ですから、布石の段階では毎回、同じような展開で、飽きてしまいます。 そこで、子供達が囲碁に興味を持ってくれて、対等に打てるようになってくれれば私としては大喜びです。このまま、興味を持ちつづけていってくれれば、と思います。
ただ、問題なのは私も囲碁がたいして強くないし、まわりにも教えてくれるような人がいない事です。 近所に碁会所はあるのですが、敷居が高くてどうも入れません。何か、いい方法はないでしょうか。
ところで、今回、この「ヒカルの碁」の事を書いたのは、単に漫画がおもしろい、という事を言いたかったのではありません。漫画がおもしろい理由の裏にあるリアリティについてです。
先日、「ヒカルの碁」囲碁教室というのがあり、うちの子供達も日本棋院に行ってきました。行って来た話を聞くと、建物の形から中の間取りや置いてあるものまで、漫画そっくりだったそうです。 当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、徹底したリアリティが漫画自体にもリアリティを持たせて、深みを増しているに違いありません。 また、当然、囲碁の漫画ですから、さまざまな囲碁の勝負が行なわれます。 どっちかが優勢だったのが、一手のミスで逆転したりします。漫画上では、盤面が描写されているところもありますが、漫画ですので背景的に書いてあるだけだと思っていました。 ところが、先日、「ヒカルの碁」のイラスト集というのを買って来て見ていたら、重要な対局の棋譜(どういうふうに石を打ったかの記録)がすべて載っているのです。 私は棋力が無いので、それを見ても良い手なのかそうでないのか全くわからないのですが、きっとちゃんとした碁になっているんだと思います。 そうだとすると、漫画では数ページしか描かれていない対局でも、そのための勝負の内容を考えるのはすごく大変そうです。 この漫画の原作者の人が考えたとは思えませんから、きっと依頼を受けてプロの人が仮想の対局をひねりだしたのでしょう。 もしかしたら本当の対局よりも難しいのでは、と思いました。 梅沢由香里さんも大変だな、と思いました。
とりあえず、これらの棋譜がわかるようになりたいと思っていますが、パソコンになかなか勝てない私ですから先は長そうです。
昔、カルビーのCMで、
「小さな親切? 大きなお世話」 と言っているのがありましたが、最近、ちょっとそんな事を感じる事があります。
それは、とあるメーカーの商品に関してです。 食器棚やタンス等、いわゆる箱物と呼ばれる家具には、デザインによって引き出しや扉に取手がつきます。 つかないものは、引き出しや扉の一部が彫ってある形になっています。 逆に言うと、取手は本体から出っ張る形につく事になります。 そのため、納品されてくる時には、取手はとりつけていなくて、開梱してから取り付けるようになっているのがほとんどです。
ところが、最近、あるメーカーが最初から取手をつけた状態で出荷をするようになりました。 引き出しや扉の数が多かったりすると、取手をつけるのは案外と手間がかかりますので、梱包を解くだけですぐに設置ができるのは便利と言えば便利です。 でも、取手はでっぱっているのです。 でっぱっているという事は、どこかにぶつけやすいと言う事です。 そんな事を思っていたら案の定、心配していた事が起こってしまいました。
当店に納品されてきた、その商品は、引き出しに横長の取手がついています。その取手は保護がしてあって、また横や上の部分は段ボールがかけてありますが、前面の部分はビニールがかかっているだけです。 そのビニールに横に擦った線が入っていました。 取手の部分がなにかに擦れた痕です。
「これは、やばいのでは。」
と思い、ビニールを取って、取手の部分を見てみると、取手についている保護シートも傷になっています。 幸いに、傷はその保護シートの部分で止まっていて取手は無傷で事無きをえました。
当店で、商品を納品する時、展示品現品のお届け等で既に取手をつけてあるものや、又、納品先での時間が限られている時などは、あらかじめ取手をつけて納品にいく事もあります。でも、その時には、でっぱっている取手の部分が他の家具等にあたらないように養生をしたり、家具と家具にはさまらないように一番外側に積む等、していきます。
でも、メーカーさんは数多くの商品をびっしりつめこんで運んできます。当然、でっぱった所は当たってしまう可能性が高くなります。
「前は、取手は自分でつけるようになっていたと思うけど、なんで最近はついた状態で納品されてくるの? そちらとしてもよけいな手間がかかるし、こっちも傷がついてないか気が気じゃないよ。」
と、営業マンに言うと、彼も私と同じ意見だったそうです。でも、社内には、つけてあげておいた方が親切、というような意見も多いんだそうです。
私は、取手に傷があって、それを交換してもらう手続きを行なう手間よりも、自分で取手をつける手間の方がずっと少なくて、 付けてない方が親切、な気がするのですが、取手をつける手間も面倒と思う家具屋さんが増えてしまったのでしょうか?
買い物に行って、自分で持ちかえれる物は関係ありませんが、配達を頼むと配送料や送料等がかかる事があります。 当店でも、市内やまわりの市は無料ですが、場所によって配送料をいただく事があります。
同様に、品物を仕入れる時に、当店も送料を取られる事があります。通常、取引をしているメーカーや問屋からのものはまず送料等を取られる事はありませんが、お客様の所へ直送を頼んだりした時などは費用がかかります。 また、それこそギフトショー等で見つけたインテリア小物等は購入金額に応じて送料が取られたり、送料サービスになったりします。
インターネットで買い物をした時は、お持ち帰りというわけにはいきませんから送料がかかる事になります。中には送料無料とうたっているものもありますが、多かれ少なかれ品物の値段に送料がおりこまれている事になります。 それで、いつも思うのが、品物の値段と送料のバランスです。 例えば1000円の品物に対して1000円の送料がかかったとしたらどうでしょうか。 本当に欲しいもので、ネット上でしか買えないものであれば買うかもしれませんが、そうでなければ、値段が倍になったのと同じ事ですから、ちょっと考えてしまうと思います。
お客様が小物をカタログでお求めになる時、ジレンマがおこる時があります。小物ですのでお客様は店まで取りに来ていただけますので、こちらは送料をいただくわけにはいきません。ところがメーカーから当店に取り寄せる時に、小さいものをひとつだけだと送料がかかってしまう事があります。 下手をすると、お客様からいただく利益分よりもメーカーに支払う送料の方が高くなってしまう事もないとは言えません。 そういう場合には、ある程度、数をまとめて仕入れれば送料が無料になったり、又は送料がかかったとしても仕入れた数で割れますので1個あたりの送料を安くすることができますが、特殊なものですと売れ残りになってしまう事もあります。送料の問題は、なかなか難しい点を含んでいます。
送料に関して、先日こんな事がありました。 千葉県のお客様から、宅急便で送れるぐらいの大きさのとあるものをご注文いただきました。 千葉県でも、埼玉からは遠い方でしたので、どちらにしても直接配達はできないな、と思いながら問屋さんに発注しました。 その問屋さんは定期的に当社への納品があり、小さなものでも配送料は取らずに納品してきます。 その千葉県のお客様への品物を発注した時に、
「宅急便で送らないといけない場所なので、もし直送してもらえるなら送料は払いますよ。」
と伝えました。 そうした所、数日後、その問屋さんからその品物が宅急便で当店に届きました。 いったい全体、何を考えているのでしょうか。 当店に直送してきてどうするんだ。 お客様のところに直送してもらうから、こっちから送る送料を出すといっているのに、店の方に送ってきたら店からお客様の所への送料は又かかってしまうじゃないか。 直送先の住所も教えてるのに。 ちょっとは頭を働かせてくれよ!
連続して展示会の話題になってしまいますが、今回はインターナショナル・ギフト・ショーです。このギフトショーは、国際家具見本市がここのところ規模も小さく空きブースも目立つのとは対照的に、どんどんスケールが大きくなってきています。今回は、ついに有明のビッグサイトを全館使用というところまで来ました。 私は初日の午前中に行ったのですが、お昼頃にはあまりの人出の多さに具合が悪くなるほどでした。
ギフト・ショーですので、家具以外のものも、というよりも家具・インテリア関連以外のものの方が多く出展されています。 いわゆるキャラクター商品の方のブースはミニスカートのコンパニオンのお姉さんがいっぱいいて華やかです。家具関連の方のブースは、その会社に勤めている人がブースにも立っているのがほとんでです。
私がギフト・ショーに探しに行くものは、主に店頭の部分に置くアジア雑貨や木のおもちゃなどです。 今回も興味深いものがいくつもありました。 でもそれらのすべてを仕入れるわけにはいきません。 店の品揃えを頭に描きながら、だいたい毎回、2件ほど新しい取引先が増えます。 そのペースでいくと取引先がふくれあがってしまうのですが、1回だけ仕入れて終わり、という所も多いのでだいたい取引する数は一定しています。
その中で、1件ずっと取引をしている所があります。 3年ぐらい前のギフト・ショーで初めて取引をはじめたのですが、それ以来、必ず毎回ブースに寄り新しい商品を仕入れるようになりました。 定番として常に買うものもできてきました。それらはギフト・ショー以外の時にも追加注文を出しています。 毎回、他のブースを見ながら、
「あ、ここで真似をしたのを出してきた。**さんのとこは大丈夫かな」
なんて心配をするのですが、常に新しいものが出ていて、一歩先をいってるのが確認できて、ほっとすると同時に、すごい頑張ってるな、と思います。
桜が咲く頃には、また新しいアジア雑貨が入荷してきます。 皆さん、ご期待下さい。
先週、今週と2週間続けて家具問屋の展示会がありました。メーカーの展示会ですと、そのメーカーの商品しか見る事ができませんが、問屋さんの展示会では、いろんなメーカーの商品を一度に見る事ができます。極端な例を挙げますと、実際に今回もあったのですが、とあるメーカーがヒット商品を作って、それをまねした商品を別のメーカーが作った時等に、本物と偽物(まねした物)を同じ会場で見比べる事ができます。商品だけでなく、それぞれのセールス・トークも聞き比べる事ができますので非常に参考になります。
この家具問屋の展示会を見比べていつも感じる事がいくつかあります。そのひとつは、あまりにも重複する取り扱いメーカーが多いという事です。先週も今週も見たメーカーは5つ以上あります。メーカーによっては出展している商品も同じというところもあれば、展示する商品を問屋毎に分けているところもありますが、どちらにしてもほとんどは、どちらの問屋さんからでも購入できます。それが、今回の2件の問屋さんだけでなく、別の問屋さんも扱っているのもあり、どこから仕入るべきか迷ってしまいます。
一番卸値が安い所がいいような気がしますが、そうともいいきれません。自社に在庫を置かずにメーカーから取り寄せする問屋と在庫を積んでいて注文をするとすぐに納品してくれる問屋、サポートをメーカーまかせにする問屋と独自に対応してくれる問屋、いろいろと気が回る営業マンがいる問屋とこちらが言った事しかやらない営業マンが担当の問屋、いろんな要素がからんできます。 この商品は、当社を通してしか仕入る事ができませんよ、という商品を増やしていかないと、この先、淘汰されてしまうところもでてきてしまうでしょう。
もうひとつ、展示会で思うことは、この時に商品の運命がかかっている、というのを感じる事がある事です。誰でもそうですが、何にも資料がなくて品物を買う人はまずいないと思います。できれば、現物を確かめて、それが無理なら同じシリーズの別の商品を見て、それも無理ならカタログから判断して、という順があると思います。 商品の売れる順序も同じ順番です。現物の展示があるものが、やっぱりカタログしかないものよりは良く売れます。そう考えると、展示会で実物を見て、各販売店が展示をするかどうかが、その商品の命運を分けてしまう事もあるでしょう。展示があれば、きっと売れただろうな、という商品が、展示している店舗が少なくて、結果、売れる量が少なくて結局は廃番になったという例を良くみます。当店は、地域オンリーワンの店をめざして、というキャッチフレーズのもと、他にはあまり展示されなそうでかつ良い商品を選ぼうと努めています。そんな事もあるのか、当店で売れている商品の廃番連絡が来て、
「えっ、なんで。あんなにいい商品なのに」 というと
「展示してもらえれば売れる商品だと思うんですが、展示している店が少なすぎたんですよ」
という応えが返って来る事が何度かありました。
そのような事もあって、メーカーはいろんな問屋と取引をして少しでも展示を増やそうとするのでしょう。お互いの思いが交錯する展示会風景です。 なるべく他店には並ばないような商品で、でもすぐに廃番にならないくらい、いろんな店で売れてくれるようなちょっと矛盾した事を考えながら、かつ今回はどこから仕入るのが一番いいかを考えながら、展示会にでかけて行っています。
最近、市のスポーツ・センターに通うようになりました。どこでもだいたい同じだと思いますが、固定自転車があったり、ベルトコンベア-みたいなものの上を走ったり、いろんなトレーニング・マシンがおいてあったりします。 固定自転車を漕ぎながらいつも思うのですが、こんなのを漕いでいるよりも本当の自転車に乗ってそこら辺を走った方がずっと気持ちが良さそうです。でも、とりあえず冬の寒い間はこの方がいいや、と思いながらペダルを踏んでいます。 すでに錆だらけにはなってしまい、変速もうまく動作しなくなってしまってはいますが、私はロードレーサーもマウンテン・バイクも持っています。十数年前は、千葉県との境の江戸川の河川敷までよく走っていったものでした。 そういう自転車は、ママチャリと違ってかなり多くの変速ができるようになっています。私が持っている自転車も前3段、後ろ7段の21段変速でした。
でも、21段というのも、数学的な組合せであって、実際には21段の変速を行なう事はありませんでしたし、しちゃいけない組合せもある、と言われていました。チェーンが斜めにクロスするような組合せ(前段の一番外と後段の一番内側やその反対等)はチェーンを切るからいけないとか、似たような段数比率だったら特定の歯を使うとかがあり、実際は半分も使いませんでした。
前置きが長くなりました。今回、書きたかったのは、物理的には可能な組合せでも実際にはまずやらない組合せがある、という事です。 先日、ラブホテルの部屋に置く肘掛椅子を選んでいただいたのですが、その時に選んでいただいたものが、木部や張り地を選択できるものでした。張り地サンプルを見ていただきながら、色を選んでいただきました。 そして選んでいただいた色が真っ赤なレザーでした。木部の色とのバランスとかを考えながら頭に描くと、私の感性的にはどうしても受け入れられません。 そこで、ちょっとこの色は難しいんじゃないですか、と言った所、
「でも、選べるからこの色がサンプルで用意してあるんだろ。」 と言われてしまいました。 それはそうなんですが、組合せによっては使える色と使えない色がでてくる事もあります。 自転車でも、前段でどのギアを選んでいるかによって後段ギアの内側2段は使わないとか、外側2段は使わないとかがあるように、椅子のデザインや木部の色によって、張り地として使える色と使えない色がでると思うのです。
今回の場合は、でも場所が普通の場所じゃないから、普通じゃないのでもいいのでは、という話になり、さらに、赤は興奮する色だからラブホテルにはふさわしい、という事になりました。
とりあえず、張りあがって納品されてくるのが楽しみです。案外、想像と違って、これはいい!という事もありますので。 そういえば、アメリカン・フットボールの試合の前に選手が、廻りじゅうが赤に塗られた部屋に入れられて興奮した状態で試合に臨むという話もありました。 レッズのゲームに熱くなってしまうのも、色のせいかな?
お座敷ワゴンというものを知っていますか。和室がひとつも無いようなお家にお住まいの方は知らない方もいらっしゃるのではないかと思います。お座敷ワゴンとは、座卓の横に置いておいて使うワゴンで、通常のワゴンの高さが70cm前後であるのに対して、その高さは35cm前後です。湯のみ茶碗とお茶、急須、ポット等を置いておくようになっています。ワゴンですから、当然キャスターがついていて、お茶が飲みたくなったらコロコロと座卓のそばに移動させて、お茶を入れたりします。ほとんどのお座敷ワゴンは、単に棚になっているだけでなくて、扉がついていたり、小さい引きだしがついていたりします。そんなところが普通のワゴンとの違いなのですが、特徴的な大きな違いがもうひとつあります。
先日、お座敷ワゴンを買いに来たお客様に当店の展示品を見ていただきました。すると、
「前にこれを買ったんだけど、これじゃだめなのよ。」
との返事。何か使い勝手が悪かったのかと思って尋ねると、その原因はお座敷ワゴンの最大の特徴にありました。
全部が全部ではないのですが、お座敷ワゴンの形状的特徴は、天板面に丸い穴が開いているという点にあります。その穴にポットを入れておく事によってポット自体を倒すという危険性が小さくなり、また注ぎ口の位置が低くなりお湯を入れやすくなります。
ところが、この穴が駄目だというのです。私は、チェックをしていなくて気付かなかったのですが、最近のポットというのは丸い形から四角い形に変わってきているそうで、四角いポットだと丸い穴にうまく収まってくれないというのです。その時、私の頭の中には岩下志麻の姿が浮かんだのですが、ポットの形は丸だったか四角だったか思い出せませんでした。
それで、お客様は、自分のところで使っていたお座敷ワゴンの穴を自分で切ってみたがうまくいかなかったので、うちに新しいものをお求めに来たのでした。しかしながら、ポットは丸いもの、としか思っていなかった当店(それにうちに来るメーカーの営業マン)には丸い穴のものしかありません。こちらで四角く切る事はできますが、と言ってみましたが、最初から四角い穴の、もしくは四角いポットが使えるように設計されたお座敷ワゴンがほしいと言われました。
結局、そういう商品を探してご案内する、という事にしていただきました。テレビ等の新しい形や冷蔵庫等の新しい色とかには比較的敏感な家具メーカーですが、案外、こういう所は抜けちゃっているのかな、と思いました。
これからもポットの形は変ったりする事もあるでしょうから、天板に穴を開けるのではなくて段差だけをつけておいて、下の段にポットのストッパーがあればいいのかな、と思っていますが、どこか作ってくれないでしょうか。とりあえず、今度、うちにお座敷ワゴンを作っているメーカーさんが来た時には、提案してみようと思っています。このコラムは、メーカーの人が数多く読んでいるという話なので、興味あるメーカーさんは連絡下さい。
実は、画期的(?)な2段ベッドのアイデアも持っているのですが、皆に馬鹿にされそうなので誰にも言っていません。売るためでなく話題になるためにどこかのメーカーが参考作品として作ってくれないかな。
あいた口がふさがらない、と良くいいますが、ここのところ私は、口を開けられなくて困っています。半年前ぐらいから、月に一度ぐらい顎がずれてしまい口が開かなくなることがありました。今までは、すぐにカクッといって顎が元の状態に収まり何ともなくなったのですが、先週、再び顎がずれて口が開かなくなり、元に戻らない状態が今日で1週間になってしまいました。
今日こそは直るだろう、次の瞬間には直るだろうと思っていたのですが、食べ物を小さくしないと口に入れられないし、歯の内側を磨くのは顎が痛くて至難の技です。とうとう決心して歯医者さんに行きました。
整体みたいな所がいいかな、とも思ったのですが、 元に戻ってもまたすぐなったらしょうがないし、ちゃんと見てもらった方がいいと言われ、そういう事も見てくれる歯医者さんに行きました。でも、そんなに大変な事はないだろうとたかをくくっていました。
ところが、診察を受けると、そんな生易しいものではないという事が発覚しました。顎がずれるのには原因があるわけですが、その原因が、親不知が出てそれによって噛み合わせがずれたためというのです。噛み合わせを正常に戻さないと、とりあえず顎を入れなおしてもまた再発してしまう。噛み合わせを正常にするためには親不知を抜かないといけない、という事になってしまいました。目が覚めている時は、意識しているので歯をくいしばる事はそうなくても、夜寝ている時は、知らず知らずのうちに歯をくいしばるので噛み合わせが正常になるまでは、ボクサーのように矯正用のマウスピースをはめて寝ないといけなくなってしまいました。
よくスポーツ選手が力を発揮するために、噛み合わせを直したなんて話を聞いていましたが、まさか自分にそういう目がでてくるとは思いませんでした。「ああ、今年は本当に厄年だ」、と考えていてとある事を思い出しました。
それは、とあるメーカーの営業マンが言っていた事です。そのメーカーのタンスや食器棚の扉がみんな今時にはめずらしくミシン蝶番を使っていたので、
「今は皆、スライド蝶番を使ってるから、扉のズレを簡単に調整できるのにどうして**さんは調整ができない蝶番を使ってるの?」
と、聞きました。すると、営業マンは
「僕たちもスライド蝶番にしてよ、といってるんですけど工場の方で、きちんと調整して出荷しているので問題はない、ズレが出るのは設置面の問題だ。板をかってきちんと調整しろ、と言われちゃうんですよ。」
と言っていました。 その時は、その営業マンと一緒に
「そうは言っても、スライド蝶番で調節しちゃえば楽なのにね。」と言い合っていました。
でも、スライド蝶番でとりあえず扉のズレを調整するのは、噛み合わせを直さずにとりあえず顎を元に戻しとくだけだったのです。このコラムに以前にも書いた事がありますが、斜めになったまま置いた家具をそのまま永年使っていると蝶番にガタが早く来てしまいます。蝶番は交換できますが顎の骨は取りかえられませんものね。
最近では、そのメーカーもスライド蝶番を使っています。きっと若い人達の意見におされて、職人だった工場の人の意見は通らなくなってしまったのでしょう。
後からでも調節できるという事は、作る時にいい加減に作っても大丈夫という事。後から調節できないという事は作る時に真剣にやらないとだめなんだ、という工場の人の話を思い出しながら、顎をカクカクさせている私でした。 あー歯を抜くのは憂鬱だ。
現在、私は3台のパソコンを使っています。
1台は店で使っているパソコンです。これは1999年の秋に導入したものでOSはウインドウズ98SEです。主に在庫管理、顧客管理、ホームページの作成・更新等に使っています。この文章もこのパソコンを使って書いています。
2台目は自宅で使っているパソコン。家族で使っています。これは昨年買ったものでOSはウインドウズMEです。
そして3台目が、私個人で使っているノートブックです。仕事で使う事もありますし、個人用として使う事もあります。このOSはなんとウインドウズ95です。購入したのが1997年の初めで、その時に新製品がでて安くなった型落品を買いました。つまり、買った時点で既に最新型ではなく一世代前のノートでした。そんなノートブックですが、当時、まわりに皆が何度もOSを再インストールするようなトラブルに遭遇する中、私のノートブックは一度も固まる事がありませんでした。そんな事もあり、とても愛着のある一台です。
ですが、最近のソフトは、ある程度の性能のパソコンを使う前提に重たいソフトが増えています。インストールするのに必要とするHDDの容量やメインメモリの容量も多くなっています。それに対してこのノートのHDDの容量は1GBしかありません。 私が初めて買ったノートはHDDが20MBだったのですから、それから比べたら3帖一間のアパートから大豪邸に引っ越したようなものですが、当時はウインドウズではなくMS-DOSの時代、比べるのも馬鹿らしいです。
あのソフトが使いいいよ、とか、これ使ってみなよ、とか言われても、その度に
「1ギガしかないから、何にもできないんだよ」
と口癖になってしまっていました。ところが最近、相手の反応が変わってきました。
「1ギガしかないから」 と言うと、
「ノートで1ギガもあればすごいじゃないですか」 と返って来るのです。
そこには
「(HDDの容量が)1ギガ(バイト)しかないから」
「ノートで(CPUのクロック周波数が)1ギガ(ヘルツ)もあればすごいじゃないですか」
という誤解があったのです。
はあ、そろそろ本気で買い替えを考えないと。ワードとエクセルを使っている分には何の不満もないんですけど。
野球の殿堂に新たに入る人が発表になりました。おなじみのプロ野球の選手の名前にまじって正岡子規の名前があるのにはびっくりしました。
今回、殿堂入りした名前の中にかつて近鉄バファローズのエースであった鈴木啓示の名前がありました。埼玉県岩槻市に生まれ、岩槻市に育った私は、ことあるごとに 「どうして近鉄のファンなの?」
と質問を受けます。私が近鉄のファンになったのは、この鈴木啓示のピッチングが大好きだったからです。
字を書くことから、お箸を持つ手、ボールを投げる手、サッカーボールを蹴る足まで私は左利きです。唯一、右利きといえるのはお酒ぐらいです(私はほとんどお酒が飲めません)。そんな事から、子供の頃から応援する人は左利きばかりでした。長嶋よりは王、堀内よりは高橋一美、ゴルフは羽川、すもうは輪島という感じだったのです。そんな私は、鈴木啓示の左腕から投げられた球に魅了されていました。小細工はせずに(できないという話もありますが)真っ向からバッターに向かっていく姿が大好きでした。3000奪三振の時の南海ホークスの門田との対決なんて本当に感動しました。あの頃は、20勝は当たり前、そこからどれだけ上に積んでいけるかという感じでした。
鈴木の現役最後の試合になったゲームも私は生で観ています。あれは、後楽園球場での日本ハム戦だったと思います。確か古屋に2塁打を打たれて、ピッチャー交替となりました。鈴木は、次のピッチャーがマウンドにあがってくるのを待ってボールを手渡してベンチに帰るのが普通だったのが、その時に限って交替が告げられた瞬間にマウンドを降りてしまいました。 なにか変だな、と思いながらそのゲームが終わって家に帰り、プロ野球ニュースを見たら、鈴木の引退が告げられていました。
そんな大好きな鈴木選手でしたが、近鉄の監督をやったのは大失敗でした。科学的なトレーニングというよりは、ロッテ時代の金やんと同じに、とにかく走れ走れ、だけで、根性で野球をやるというタイプでしたから。
殿堂入りの感想を聞かれて、まだ監督業に未練があるような事を言っていましたが、私としてはおとなしくしていてもらいたい、というのが本音です。
でも、そんな鈴木選手ですが、現在、イチローを筆頭に大リーグで多くの選手が活躍するきっかけを作ったのは彼だといっても過言ではありません。なにしろ、近鉄の監督時代に、科学的なトレーニングをしようとする野茂とけんかをして日本の野球を嫌にさせた張本人ですから。彼が野茂と仲良くやっていたら大リーグへの道が開けるのはもう少し遅くなっていたかもしれません。
ちょっと前にジャイアンツの上原が草魂という言葉を使っていましたが、これの本家は鈴木です。コンクリートの間から顔をだす雑草のたくましさは、やはり鈴木啓示のものです。なんといったって
ピッチャーなのに、「投げたらアカン」というコマーシャルをやってたんですから。