当店のHPを開設してから1年9カ月が経ちました。 この賢者の石も100回を迎えることができました。これも読者の皆さんのおかげです。ありがとうございます。
その間に書かれている内容的にもずいぶん変わった点もでてきました。それらを今回はちょっと書いてみたいと思います。
まずは何と言っても近鉄バファローズのパリーグ制覇です。梨田監督の一年目は最下位でしたが、2年目にして優勝、ラソーダさんに願をかけた甲斐がありました。あと2週間で日本シリーズです。12球団最後の日本一チームにどうかなってほしいと思います。
それはさておき本題
vol.1
エレクターのポールがスチールのクロム・メッキからステンレスに変わりました。種類も増えています。あくまでも品質で勝負、頑張ってほしいと思います。当店では、何をどう組み合わせて作ればいいかわからない方のために部品の選択から納品・組み立てまで行っています(当店無料配送エリア内)。
vol.30
それにしてもウオーター・ベッドが減りました。現在は、いいペッドはポケット・コイルの方が主流です。
vol.37
それにしても未だに2000円札はほとんどみません。どこに出回ってるの?
vol.39
もう時代はISDNよりもADSL?
vol.40
現在、休止中です。違った形で再開を検討中です。
vol.77
私の好き嫌いに関係無く、完全にスノコにかわってきています。メーカーとすれば布(床板の張地)等がいらず材料が木だけで済みますのでコスト減にもなりますし、流れは止められないようです。残念。残っているのは値段の高めのもので一部のみ。
vol.92
円朝は元々、昔の人ですがつい先日、古今亭志ん朝さんが亡くなりました。上方の桂枝雀さんももういないし東西で一番好きだった噺家さんがいなくなってしまいました。火焔太鼓が大好きでした。
vol.94
言っちゃっていいのかどうか。納品、組立をこちらで行なう限りメーカーとしては、キャスターをつけたかどうかは確かめようがないので非課税との事。納品をメーカーにまかせると課税になってしまうそうです。
これからも賢者の石をよろしくお願いします。
前回での予告の通り、今回は「賢者の石」の由来について書かせていただきたいと思います。
それにしてもひどいとしかいいようのない米同時多発テロ事件ですが、10年前も湾岸戦争というのがありました。その湾岸戦争の時、イラクから発射されたスカッド・ミサイルをアメリカのパトリオット・ミサイルが打ち落としていたのを覚えていられる方も多いと思います。
飛行しているミサイルの弾道を計算してそれに向かっていくパトリオット・ミサイル。 そのためには複雑な計算を瞬時の行う部品が必要です。 その、まさにパトリオット・ミサイルに搭載されて複雑な計算を行っていた部品の販売サポートするのが私の仕事でした。難しい計算をするとても賢い半導体ですので、まさに賢者の石を扱っていたのです(半導体の事を、業界内では石と呼びます)。 中世の元々の賢者の石は ”philosopher's stone ”でしたが半導体はstoneでなくchipでしたので philosopher's chip と変えて、半導体情報誌のタイトルとしたのでした。
この賢者の石というタイトル自体は、コリン・ウイルソンの「賢者の石」からとりました。 その当時はまだ、「ハリー・ポッターと賢者の石」 なんて本は存在してませんでした。 タイム・パラドックスの無い時間旅行をテーマにしたSFの傑作です。
今回のテロ事件を考えると、これを未然に防ぐためには、たくらみの時点でつぶすしか無いように思います。エシュロンとかいうのも米国は使っているようですが、SFの世界だけだと思っていた情報管理社会がこれから本当に始まってしまうのかと危惧しています。 あんまり未来がバラ色のSFってないんですよね。
それはさておき、次回はいよいよ第100回です。ちょっときばって内容を考えていたのですが、下調べの段階で意外とおもしろくない、という事が判明しそうな感じになってきましたのでさらっと流してしまうかもしれません。 そのかわり、プレゼントを企画中です。お楽しみに。
気がつけば、この賢者の石も第98話になりました。ホームページを開設したのが2000年のお正月ですのでペース的には週1回よりちょっと多いペースで書いてきた事になります。正直言って、「賢者の石」がこんなに続くとは思っていませんでした。また、メール等の反応から判断しても、ご好評いただいているようで恐縮しています。
ただ、最初の方にも書かせていただいた記憶があるのですが、ここで書かれている事は、あくまでも私の独断と偏見ですので完全に正しい情報とは限らない事を再度、ご了承いただきたいと思います。
そんなこんなでここまで来ましたが、ここまで来るとvol.100の話題はちょっとは凝ったものにしないと、との気負いがあります。もしかするとvol.99の後、間が空くかもしれませんがその時はごかんべんを。
今回、ちょっと書こうと思ったのは数字の好き嫌いについてです。値段の表記でもよく29,800円とか198,000円とか8という数字で終わらせると感じが違うとかいいます。8は末広がりだから縁起がいい数字だとも言われています。ただ、これらはトイザラス等で19,799円等というような表記もでてきていますので変わっていくかもしれません。でも、嫌いな数字は変わらないようで部屋の番号とかでも「4」や「9」を除いた集合住宅もまだ多くあります。
そんな事を肌で感じたのが、このホームページのログを解析した時でした。このフレームの左側を見ればわかりますが、この「賢者の石」は10毎にまとめてバックナンバーを保存しています。ログを解析するとどのバックナンバーが一番読まれているかもわかります。
普通に考えると、掲載されている長さから考えても小さい番号の方がアクセスが多くて最近のものになるにつれて総アクセス数は減ってくるはずです。ある程度はその傾向もありますが、明らかに違った傾向を見て取る事ができます。それは70番台や30番台のバックナンバーに対して40番台のアクセスが極端に少ないのです。私もそうなんですが、何かホームページでおもしろそうな読み物を見つけてそれのバックナンバーも見てみようと思ったとき、最初から順番に見ては行きません。適当にカーソルを動かしてその先の部分をクリックすることが通常です。そんな時、無意識のうちに4という数字がさけられて3や7という数字のところが選ばれているのではないでしょうか。まだ90番台はバックナンバーになっていませんが、これもバックナンバーの方にまわるとやっぱり4と同様に避けられがちになるのかもしれません。数字が持つイメージっておもしろいですね。
(中国では9は縁起がいい数という事で、先日9月9日は陽が重なる重陽の節句としてお祝いされるんですから国によっても数字の好き嫌いは異なるようです。)
次回(vol.99)では、この「賢者の石」の由来をもう一度詳しく書かせていただこうと思います。
2月と9月に、有明のビッグサイトでギフト・ショーという見本市が開かれています。この見本市の本来の目的は、ギフトとして使えるような品物の展示・商談ですので、タンスや食堂セット、ベッド等という大型の家具は展示されている事はほとんどありませんが、ちょっとしたテーブルや電話台、マガジンラック等といった小物家具は展示があります。また、当店では店頭のウッディ・ギャラリーで(主にアジアからの)インテリア雑貨を展示・販売していますので、そういうものを探しに毎回、かかさずに見に行っています。
最近はアジアがブームにもなっていますので、東南アジアの雑貨などを扱うブースが非常に多くなりました。そういうブースを見比べると、同じ所から仕入れたらしく全く同じ品物が展示してある所もあります。それとは逆に、作らせるのは東南アジアでやらせていても、商品のデザイン等はオリジナルで行い、他のブースとは一味違った商品を売っているところもあります。当然ですが、オリジナルの商品を置いてあるブースの方がにぎわっています。(中にはオリジナルの商品ばかりなのに閑古鳥が鳴いている所もありますが、そういうお店はデザインやコンセプトにあやまりがあったのでしょう。)
私は毎回、一軒新しい取引先を開拓しようと思っています。そうすると年に2つずつどんどん増えていってしまう計算になりますが、期待通りに売れなくて1回きりで取引をやめてしまうところもありますので、だいたい取引先の数は一定しています。今回はふたつの出展者に目星をつけた後、いつも取引をしているお店のブースに行きました。同業のブースが増えてきたので苦戦しているかな、と思ってブースをのぞくと、どうしてどうして大盛況です。さすが、ブームになる前から商品を開発していたところは違うな、と思いました。
それにしても、こういうショーに来ると、本当にいろんな種類のものを見る事ができます。これは年に一度、開催される国際家具見本市に行った時も思うことなんですが、
「どうしてこんなに数多くの種類の家具やインテリア雑貨が存在しているのに、まわりのお店では決まったものしか見る事ができないんだろう。」
と不思議になります。近所の家具屋さんやデパートを見に行っても、また雑貨屋さんを見にいっても、その商品を一目みればどこのメーカーや問屋のものかがわかってしまうのがほとんどで、見本市で見たあまり名の通っていないメーカーの品物は見つかりません。
と言っても、当店でも展示品の8割ぐらいはどこの家具屋さんでも置いてある家具ですので他店の事を言える立場でないのはわかっているのですが。 もっと、それぞれの店が個性のある展示をするようになったらきっと楽しいのにな、と思います。
2割ぐらいしかない地域オンリーワンの商品をどれだけ増やせるか、とりあえずいろんな見本市に顔を出したいと思っています。
前回で物置の話を書きました。その時にふと考えました。
「100人乗っても大丈夫といってるけど、耐荷重はどのくらいなんだろう?」
そこでカタログを見て興味深い事を発見しました。 いや、再発見と言った方がいいかもしれません。
「Iちゃんよ、おまえもか」
という感じです。何を再発見したかと言うと、耐荷重の単位がN(ニュートン)で表記されているという事です。
以前、とある会社が社内LANを組むというので、サーバーになるコンピュータを収納するラックを納めました。その時の検討条件にラックの耐荷重があり、それを調べたときに単位がN(ニュートン)で表記されていたのです。これは不思議だと思って、いくつかのパソコン・デスクの耐荷重表記を調べました。その結果は3通りあって、
(1)耐荷重表記が無い
(2)kgで耐荷重が表記してある
(3)N(ニュートン)で耐荷重が表記してある
でした。 読者の方は想像がつくかもしれませんが、パソコンデスクとしてのグレードは(1)より(2)、(2)より
(3)の方が上級でした。
それは又、別の話として、正確に言うとkgというのは質量の単位ですので、耐荷重というのはkgf が正しい単位です。これを省略してkgで掲載している例がほとんどです。ですから単位に
kgfを使えば表現は十分に正確であるのに、わざわざ
1kgf=9.8N(近似値)
という変換を行い、例えば耐荷重100kgfを980Nと言い換えています。なぜかと思って調べてみると、これはいわゆるグローバル・スタンダードという事で国際単位系(SI)での重量の表示はNで表記すると定められていたのです。そういえば、昔は台風が来たときに、中心気圧は何ミリバールと言っていたのが、いつの間にか何ヘクトパスカルと変わりました。これも国際単位系に変えたからだそうです。
ヘクトパスカルとミリバールの関係は1:1ですので楽ですが、ニュートンの場合はちょっと面倒です。ちょっと前の海外のニュースでイギリスの肉屋さんで重さの単位をポンドからkgに変える、変えないでもめていましたがその肉屋さんの気持ちがわかる気がします。やっぱり、自分が使っている単位で話はしたいですよね。
お客さんに、「ホームエレクターの棚の耐荷重は1225Nです。」なんて言っても通じないですもん。月面上など、重力の違う所で使うのならばN(ニュートン)での表記にしておかないとダメかもしれませんが、そんな時代はまだまだ先だろうし、なんでも国際的に統一する必要があるのでしょうか。
ちなみに1Nとは、
1kgの質量に作用して1m/s2の加速度を生じさせる力の大きさ
です。地球上だと重力加速度がおよそ9.8m/s2ですので 1kgfが9.8Nになるのですね。
久しぶりに物置を組み立てました。最近は人手も少ない関係で、職人さんに頼んでしまう事が多かったのですが、今回はちょうど暇もありましたし、なんといっても自分で組み立てれば職人さんに払う組立費がかかりません。
物置の組立で何が一番大変かというと、物置自体の組立よりも下地作りが一番大変です。きちんと水平をとってから組み立てないと物置自体が安定しなかったりドアの開閉がスムーズにいかなくなったりします。土の上に建てる時はシャベルで土を削ったり盛ったりして水平をとります。 今回は屋上に建てるという注文でしたので土を削ったりという事はないのですが、雨水などがスムーズに流れるように屋上面は傾斜がついています。この場合は、屋上面を削ったりすることはできませんから、低い部分に板をはさんだりして調整します。これも厚みが中途半端だと板を削ったりと、大変です。
案の定、今回の屋上もかなりな傾斜がついていました。さてさて、設置面の水平を出すのにどれくらいかかるかな、と思ったらなんと2、3分で済んでしまいました。それは、設置面の不陸を調整するアジャスターが床面についていたからです。ああ、なんと楽になった事でしょう。このメーカーの物置は組み立てる度に、不便だったり組みにくかったりしたところが改良されています。これなら、一般の人でもちょっと頑張れば組めるのではないでしょうか。頑丈さは、100人乗っても大丈夫、とCMでやってるくらいですから折り紙付きですし、扉と扉の間のゴム・パッキンや屋根の部分の通気口等、いろいろ工夫されています。
ホームセンターとかに行くと、もっと安い物置もたくさんおいてありますが、やっぱり物置はIが一番ですよ。
ご存知の方も多いと思いますが、介護用のベッドというのは消費税が非課税になる特典があります。でもどのようなベッドがその対象になるのかを知っている方は少ないと思います。私も大雑把な事しか知らなかったのですが、今回必要があり勉強しましたのでここにまとめておきたいと思います。
(消費税法施行令より)非課税となるベッドは以下のとおり定められています。
特殊寝台
身体に障害を有するものが家庭において使用する寝台であって、身体に障害を有する者の頭部及び脚部の傾斜角度が調整できる機能を有するもので、次に掲げる条件のすべてを満たすものに限る
イ 本体の側板の外縁と側板の外縁との幅が100センチメートル以下のもの
ロ サイドレールが取り付けてあるもの又は取り付け可能なもの
ハ キャスターを装着していないもの
これを読んで、いろんな事に合点がいきました。なぜ、介護用のベッドは普通のシングルベッドより幅がせまくなっているのか。なぜ、一般のベッド・メーカーが発売しているリクライニング機能がついているベッドは非課税にならないのか。この法律を読めば一発でわかります。
今まで、ベッド・メーカーの展示会に行って、リクライニング機能があるベッドが新製品で展示してあると必ずと言っていいほど私は、「このベッドって非課税?課税?」って聞いていたのですが、これは無知をひけらかしていたようなものだったのですね。普通のシングルサイズのベッドである時点で介護用とは認定されず、よって非課税にはならないわけです。でも、私が質問した相手(メーカーの人)のほとんどが、わかりません、とか今度調べておきます、とか言ってましたから彼らも知らなかったという事です。
さて、実はvol.93のおじさんが、「ベッドにキャスターをつけてくれ」と言ってきました。その要望を聞いた瞬間は単にキャスターが増えるだけだと思ったのですが、とんでもない事になりました。そう、上に記した施行令の「ハ」が適用され、同じベッドでもキャスターをつけるだけで非課税が課税扱いに変わってしまうのです。
な、なんで。いったい誰がどんな考えでこんな法律を作ったのでしょうか。納得のいく説明を聞きたいものです。
キャスター無しで注文しておいて、後でキャスターだけ注文すればOKな気もしますが、そんな事でクリアできるようなもんなんでしょうか。またKさんに聞いてみようっと。
入院していた、茨城に住んでいる親戚のおじさんが退院してきました。 それまでは家ではおふとんでの生活だったのですが、
「もう歳も歳だし、ベッドの生活にしたいので相談したい。」 と言って来ました。
店が休みの日に常磐をとばして、会って話をしてみると、病院においてあったベッドが快適だったのでそれと同じものがほしいとの事。
その時点でメーカーはわかっていたので、そのメーカーのカタログを見ながらどれだったかを探しました。けれども、どの型番のものがそれなのかがよくわかりません。
そこで、その入院していた病院に問い合わせをして型番を調べよう、という事になりました。そして型番はわかったのですがカタログには載っていません。 どうやら業務用(病院用)という事で、ホームユース(家庭用)のカタログには載っていない上に既に廃番になっているようでした。 そのため、ベッド本体は機能的に同等のものを選べばいいのでは、という事になったのですが、問題はマットレスの固さです。
「あの入院していたベッドの固さがいい。」
と言うのですが、病院の方でもマットレスの品番は良くわからない様子です。
すると、問い合わせをしていたベッド・メーカーのKさんは、過去にその病院に納品した品番をチェックしてくれました。それでマットレスの品番は二つに絞ることができたのですが、それのどちらかというのはわかりません。
実物のマットレスの貼り地の色を見ればわかる、との事でおじさんがその病院に再び行ったのですが既にその病室は別の患者さんが入っているためマットレスの色を確かめる事ができません。もう方法がないか、と思っていたところ、そのKさんが
「○月○日に弊社の営業がその病院に行くので、調べてきますので部屋番号を教えてください。」との事。
最近では、1の事を聞くときっかり1の返事しか返ってこない事が多いのに、2,3,4と次々に反応が返ってきます。 きっと私と同業者の人でも、このKさんの対応に感動している人がいるに違いありません。
そしてついにマットレスの型番がわかりました。 これでおじさんも安心して品物を発注できますし、こちらでも安心して納品できます。 Kさん、どうもありがとうございました。
今年、私はとある組織の中で、埼玉県を行動範囲とする委員会に所属しています。そのため、今日は深谷、明日は川越、来週は飯能というように仕事を終えると埼玉中を走りまわっています。 家具の配達で何度か行ったりした事がある場所は土地勘もはたらきますが、知らない場所に行くには地図が頼りです。
今度は、**市の***に集合です、というメールとともに添付ファイルで地図が送られてきます。 私の車にはカーナビというものはついていませんので前もって場所を把握しておかなければなりません。
ところが、このパソコンの地図というのがすごく見にくいのです。 見にくいというのは画面だから見にくいとかいう理由ではなくて、細かすぎるというか正確すぎて見にくいのです。 昔は(といってもそんなに遠くない昔)連絡はFAXで来ました。地図は近所の目印になる場所を書いた手書きのものでした。 方向や距離感は今の方が正確ですが、昔の手書きの地図の方がずっとわかりやすかった気がします。
その理由を考えてみると、パソコンやGPSで使われる地図はすべての情報が平等に収められていて省略が無いためだと気づきました。手書きの地図なら、自分と関係無い部分はおもいきって省略でき、必要な部分だけを抽出できるので、分かりやすいのだと思います。
江戸末期から明治の初めにかけて、三遊亭円朝という名人と呼ばれた落語家がいたそうです。 私はこの人の一生を書いた本が大好きで何回も読んでいます。 タイムマシンがあったらいつの時代にいって何をしてみたいと聞かれたら、他にもいろいろありますが、三遊亭円朝の噺を生で聴いてみたいと思っています。
しかし、この名人も若いときから名人だったわけでは無く、若い頃は客にコビをうるようなしゃべり方もしていて、一般の人にはうけても通の人からは、鼻つまみものだった時があったそうです。その当時は、何を表現するにも古館伊知朗のように(古館さんも、私は好きです。20年ぐらい前に文化放送ライオンズ・ナイターでやったナイター中継は最高でした)言葉のオンパレードだったそうです。
寒い夜を表現するのにも、何時ごろから降った雪がどのような状態になっていて池の氷はどんな感じだとか並びたてていたそうです。 それが、名人と呼ばれる晩年になると、円朝が体をゆすりながら
「あぁ、さぶい」
と一言いうだけで、観客には、シーンと静まりかえって物音もせず、月明かりが雪に光る真冬の道を真っ白な息を吐きながら歩く人の姿が見えたといいます。
パソコンの地図も、目的地を入力すれば関係ない部分は省略して効果(見やすさ)を際立たせてくれる晩年の円朝みたいな機能がついてくれればいいんですけどね。
毎日、いやになるほどの暑さが続き、しかも雨も全く降らなかったここ3週間でしたが、久しぶりに昨晩、雨が降りました。 朝、店に行く道すがら、まわりの緑がすごく水々しく見えました。これは夕べの雨が残っているわけではなくて、すでに木や葉っぱは乾いているのですが、きっと表面のほこりが流されたり、また降った雨の水分を木が吸い上げて内側から潤っているのでしょう。
そういう葉っぱを見ていて、思い出した事があります。
家具を構成する材料には天然木をそのまま使った無垢材や、合板やMDF(中密度繊維板)の表面に突板(板を薄くスライスしたもの)を貼ったもの、プリント(木目を印刷したもの)等が使われています。
表面だけを考えると、無垢板も突板も本当の木を使っています。 板の表面でなくて横を見たりすれば無垢か突板かはすぐにわかりますし、また突板は同じような模様が繰り返し現れますのでそんなところからも判断がつきます。でも見えている面がちょっとだけだったりすると、無垢板なのか突板なのか判断がつかないようなものもたまにはあります。
ところが、「俺は絶対に無垢板と突板を間違える事がない。」 と豪語する人がいるのです。その人は材木屋さんなのですが、確かにいくつかの家具を見せてもけっして間違える事はありません。
そこで、どういった所で見分けるのかを聞いた事があります。その時の答えが
「突板は表面だけのものだから乾いている。 それに対して無垢材は、材料が乾燥しているとはいっても内部から何か表面を潤わせるものがでている。 だから、これは乾いてると思えば突板だし、潤っていると思えば無垢材だ」
との事。 そうは言われてもその感覚はなかなかつかめません。でも、今朝の緑の葉っぱを見ていたら内部から潤っているのがわかるのです。 もしかしたら、こんな事がきっかけで突板を見分ける目もついていくのかな、と思いました。
それにしても、雨が少なすぎます。このままいくと何年か前みたいにプールが中止になっちゃったりして。海のない埼玉県ではプールに入れないと本当につらいんですよね。