賢者の石 バックナンバー(4)

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vol.40 : 削除

 都合により削除しました。


vol.39 : わかってるかどうかは、一言でわかる

 先日、やっと店もISDN回線を引きました。今までは、パソコンのモデムとFAXの回線を共有していたため、インターネットに接続している間はFAXが使えない状態になっていました。夢中になってホームページの更新とかをしていると電話がかかってきて、
「FAXを送りたいんですけど、ずっと話し中なんですが何かとてつもない量の文書を送ってるんですか」
等ときかれて、あわててインターネットを切ったりした事もありました。
でも、もうこれでインターネットに接続していてもFAXが使えます。スピードも速いし良かった、良かったと思っていました。

 ところが、今日、不具合が発生してしまいました。カードでお買いあげのお客様が来てクレジットカードの端末(G-CAT)を操作していたところ、通信がつながりません。ISDNに変更したとき、電話のテスト、FAXのテスト、パソコンのテストはしたのですが、G-CATの事をすっかり忘れていました。
 しまった、と思った時は後の祭り。そのお客様にわけを話してまた後日のお支払いにしていただきました。
 さて、どうやって直せばいいのか。 とりあえず、ISDNのサービスのフリーダイアルに電話しました。でも、話が伝わりません。G-CATがわからない、というので仕組みはFAXとかと同じで、モデムでホストと接続してデータ通信をするんだと言ってもあんまりわかってないみたい。FAXと同じならアナログ・ポートに繋いでとか、わかりきった事しか言ってくれません。電話が繋がった時から、なんだかやばそうだと思ったのですが、やっぱりだめだ。
自分でやってみます、と電話を切って、工事の前に打ち合わせに来てくれたOさんに電話しました。するとちょっと説明しただけで、問題解決。うちの店はISDNに変える前はプッシュ回線でなくダイヤル回線だったのです。G-CATの設定をパルスからトーンに変えるだけで無事、使えるようになりました。
キモになる所がわかってる人は一発でわかるんだよな。
とちょっと見、電気とかハイテクの事はわからなそうなおばさんを見直してしまいました。

 家具の分野でもそうです。よく、×××を***したいんだけど、と言われて、こんな感じの物ですかと商品を見せるとき、
「そうそう、こういう感じ。」と言われる時もあれば、
「うーん、そうじゃなくて、もっとこう○○○になってるのがいいんだけど」
という感じで言われる時もあります。後者の場合は、
こいつ、わかってないな
と思われてるんでしょうね。Oさんを見習って勉強しなくちゃ。


vol.38 : インスタント・ラーメンの店

 ちょっと前に、テレビのとある番組で、各地のインスタント・ラーメンが置いてあってそれを調理して食べさせてくれる店が九州にあってすごく繁盛している、というのを放送していました。

 今日、組立家具メーカーの新しいカタログができあがって来ました。そのカタログを見ていたら、ふとそのラーメン屋さんの事が頭をよぎりました。
 組立家具というのはいわばインスタント・ラーメンの様な家具と言えるのではないか。低価格でお手軽に持って帰って自分で調理(組み立て)をする。違う点というのは、インスタント・ラーメンは具を工夫したりして、自分の味を出したりしますが、組立家具は基本的には完成形はメーカーがデザインしたものになるという点でしょうか。
 そうすると、インスタント・ラーメンを調理して食べさせてくれるお店というのは、組立家具を組み立てて配達してくれるお店という事かな。
なんだ、それなら前からやってるあたり前の事じゃないか。
大型店やホーム・センターは別にして、皆さんの近所の小さな家具屋さんも組立家具を組み立てて配達してくれているはずです。
 ここで思ったのは、
●当たり前と思っている事が、大型店に対する対抗策になるかも。
●異業種では、当たり前の事が自分の業界では新しいサービスへのヒントになるかも。
という二点です。頭の中で何かが生まれそうで生まれない変な感じがしています。

 ところで、組立家具という言葉から「カラーBOX」とかをイメージしていませんか。今では、食器棚や書棚、机等、完成したのを見ると組立家具だなんて夢にも思わないようなものがたくさんあるんですよ。

 それにしても、何年か前に1000円以上もするインスタント・ラーメンがあったんですけどあれはどうしてしまったのでしょうか。一度だけ食べたんだけど味は忘れてしまいました。


vol.37 : 2000円札が登場

 今日から2000円札が登場しました。と、言ってもまだ実物を見てはいないんですけど、2,3日中にはお目にかかれてしばらくは、それが話題になったりするんでしょうか。そんな事を考えていたら、およそ20年ぐらい前の500円玉の出現の時を思い出しました。
 
 当時は、私は大学生で「映画研究部」というサークルに所属して、8ミリ映画を作っていました。500円玉が出たとき、先輩が「ポコペンTAKE5」という題名の映画の製作中でした。世の中から「5」という数字がなくなってしまってひと騒動、という内容だったのですが、出たての500円玉をシナリオに盛り込もうか、どうしようかという話になりました。
 出たての500円玉を、まだ見たことのない彼女にみせびらかす、というシーンだったのですが「5」という数字がなくなってしまったので、500円玉がなんなのか、わからなくなってしまうのです。このシーンは実際に使われたのですが、反対意見として、
今は、500円玉はめずらしいけど、そのうち当たり前になるに違いない。その時に、このシーンの意味がわからなくなる。
というのが、でました。それは、正論ですが、そんな先まである自主映画が見られる事があるわけないよ、という事でこのシーンが生き残りました。
 今、考えると、500円玉が出たときに撮影していた映画だったなあ、と思い出されて良い選択だったと感じています。

 また、すぐに2000円札もめずらしくなくなってしまうのでしょうが、このコラムを書いた時は、その日だったのだな、と思い出す日は来るのでしょうか。
 それにしても最近のパソコンのビデオ編集機能はすごいですよね。なんだか、また映画が撮りたくなっちゃったな。


vol.36 : CD-ROMカタログ

 「総合カタログがCD-ROMになりました。」
と、某家具メーカーの営業マンがやってきました。さっそく、そのCD-ROMを店のパソコンのハードディスクにインストールして使ってみました。

 使い勝手はというと、うちのパソコンのパワー不足もあるのですが、印刷された従来のカタログの方が早く目的のページにたどりつけるし、誰でもどこでも使えるし、便利さと言う点で、店内の評価はペケ。
 唯一の利点は、プリンターで印刷できるので、紙のカタログを切り取ったりしないですむ事ぐらい。それと言うのも、従来のカタログを単にCDに納めただけだからでしょう。これに、サイズ等を入力すれば適合商品が検索出来るような機能が付加されれば利点も出てくるのでしょうが。
 でも、とりあえず電子化に着手するという姿勢は評価できます。何もしなかったら、利点や改良すべき点は見えて来ないのですから。

 と、辛口の評価だったのですが、今日、大きなメリットを発見しました。
ちょっと、数年前に廃番になった商品の事を調べたくて古いカタログを探したのですが、肝心のカタログを過去2年分しか保存していなくて困ってしまったのです。メーカーに問い合わせをして処理しましたが、またいつか使うかなとは思っても分厚い電話帳サイズのカタログを何冊も保存しておけません。でも、CD-ROMなら場所を取らずに保存しておけます。
 
 これは、かなりのメリットですよ、Kさん。 良かったね。


vol.35 : I believe in you.

 行きつけのガソリン・スタンドで話をしていた時のこと、市内のある会社が倒産して掛け売りにしていたガソリン代がひっかかってしまったという話になって、
ところでカミゼンさんはひっかかったりしませんでしたか。
と聞かれました。私は、
「会社が家具を買うときは、新しく人をやとうとか、事務所を新調するとか、何らかの意味で前向きに進んでいる時だから大丈夫。倒産しそうな会社が机を新しくしたりソファを買い換えたりはしませんよ。」
と答えました。

 2カ月ほど前、数年前に自分の会社を立ち上げてその時の家具一式を納品させていただいたお客様が見えました。そして、東京にもオフィスを構えるので、家具の見積もりを頼むとの事。一週間後に見積もりをとりに来るので、と言われて帰っていきました。
 ところが、一週間経っても見積もりを取りに来ません。伺っていた携帯に電話しても繋がりません。どうしたのかな、と思ってさらに約一週間が経った時、そのお客様がお越しになりました。そこで、お見積もりの内容を説明していたら、近所の文房具屋さんが入ってきて話に割り込んで来ました。その内容は、ちょっと前に納品したパソコンの代金の支払いの話で、いつ払うんだというような事でした。
 そのお客様は、帰りに寄るからと文房具屋さんに言って、私との打ち合わせに戻りました。そして、見積もりを手に店を出ていきました。
 それから、1時間ぐらい後、その文房具屋さんからTELがあって、そのお客さんは店に寄らなかったと言い、パソコン代金の詐欺で訴えると言って、お宅は被害に遭わなくてよかったね、と言われました。

 あやうく詐欺にあう所だったね、教えてもらえてよかったね、とまわりから言われました。でも、私はどうもふにおちません。家具なんて換金しにくいし、納品する時に場所がわかっちゃうし、本当に詐欺だったのでしょうか。本当に新しく事務所を開いて、パソコンを使って新しい事業を始めるはずだったのが、急に資金繰りが悪化してしまったんじゃないか、そう思っています。そう、思いたい。

そうじゃないと、ガソリン屋さんに言った事が、嘘になっちゃうもん。


vol.34 : それじゃ、お肉みたいじゃないか

 当店では、店頭の「ウッディ・ギャラリー」の部分に、鈴木和彦さんの象嵌絵画を展示・販売していますが、その他にも油絵を数枚置いています。それらは半分はディスプレイ的な展示になっていて、選んで好きな絵を買うというよりも、たまたま、その絵が気に入ったら買っていただくという感じです。

 ところが、先日どうしても当店で油絵を買いたい(?)というありがたいお客様が、来ました。でも、大きさや絵の題材がお客様の要望に合いません。それでも、どうしても当店で買いたい様子。そこで、業者に頼んで、一時的に油絵を借りてきて見ていただきました。その中に、気に入った絵があり、無事お買いあげとなりました。

 私は、一般家具の仕入は行いますが、油絵は他人まかせです。今回、この一件を横で見ていて???と思った事があったのです。
それは、値段の付け方です。
○○さんの作品は号あたり4000円ですとか、××さんの作品は号あたり6000円とか言っているのです(号とは絵の大きさの単位です)。
それじゃ、100gいくらみたいでまるでお肉を買うみたいじゃないか。
と、私は思ってしまいました。それまでは、同じ作家で同じ大きさの絵でも、
これはうまく描けたから高い値段、これはちょっと失敗だから安い値段という感じで値が決まると思っていたのでちょっとショックを受けてしまいました。

 「俺の象嵌絵画はやっぱり絵の大きさが基準になるけど、あと、どれだけの種類の木を使ったとか、どれだけ細かい細工や彫刻をしたかでも値段が違う」
と、鈴木先生は言ってました。

油絵は、同じ大きさなら同じくらいの材料費(絵の具代)と手間だから同じ値段になるのでしょうか。でも、何か納得いかないなぁ。


vol.33 : 重さ

 久しぶりに(いつもという説もあり)失敗をしてしまいました。 いつも、お客様の使い勝手を考えてご提案を行っているつもりなのですが、非常に重要な部分が抜けてしまいました。

 デザインOK、サイズOK、素材OK、色OK、値段OK、お客様のご要望をすべて満たしたつもりでした。後は、完成を待って納品するだけでした。
 その品物ができあがって来ました。納品する前に、状態を見ておこうと思い、その品物に手をかけた時、
う、重い
思わず声がでてしまうほどの重さです。 普通の家具ならば、一度設置してしまえばそんなに移動したりする事はないので、重さはそんなに考慮しなくてもいい場合がほとんどです。そのような事から、重さの事がすっかり頭から抜けていました。

 その品物は、実は座卓だったのです。ナラの無垢板で作った立派な座卓です。お客様は、冬の間はこたつを出すので座卓はしまっておくと言っていました。
これは、ちょっと女性1人じゃとてもじゃないが動かせない。できれば男手が2人ほしいぐらいです。普通に使っている間はご満足いただけるはずですが、年に2度、きっと大変な思いをされるはずです。

 そして納品当日。セッティングされた座卓を見て、お客様は大満足。見ているだけでは重さはわかりません。説明をして、もしこたつを出す時には声をかけて下さいと言って帰って来ました。
 
 冬になって電話がかかってくるかどうか。今から楽しみ(心配)です。


vol.32 : どっちが左、どっちが右

 先日、市内の小学生およそ60名を引率してキャンプに行きました。といってもテントをはったりするのではなく、青少年なんとかセンターとかいうところに泊まりました。
 その晩ご飯の時に、お茶碗を手に持たずにテーブルの上に置いたままで食べている子供が多いことにびっくりしてしまい、
お茶碗を持つ手が左手ですよ
なんて教え方は現在では通用しないな、と感じました(といっても、私は左ききなのでお茶碗は右手に持っていたので、この教え方には差別意識を持っていたのですが)。

 何をする手が右だ、左だなんて言わなくても、今の子供はちゃんとわかっているのかもしれませんが、実は、私、どっちが左でどっちが右なのか、わからなくなる事がよくあるんです。 それはちょっとやばいんじゃないの、と言わずに以下の場面を思い浮かべてみてください。

 あなたは今、組立式の棚を作っています。それぞれの部品には天板とか底板とか左側板、右側板とか書いてあります。それぞれの部品を、書かれている通りの部分に使わないとうまく作れません。そこで、質問です。左側板と書かれている部品をあなたは、自分から見て左側(向かって左)にしますか、それとも棚の立場で見た左側(向かって右)として組み立てますか?

 さあ、あなたは迷わずにどっちと言えますか? 子供の時から、国語が苦手だった私は、こんな時にどっちが右で、どっちが左だかがわからなくなってしまうんです。
 いつも組み立てているものや、溝のほり方や穴の空き方からどの部分で使う物かがわかるものは悩まずに済むのですが、ちょっと見ただけでは左用も右用も違いが無いように見えるにもかかわらず、左、右と区別されているものだと考えこんでしまいます。

 それでは、正解、といきたい所ですが、実はこれがメーカーによってまちまちなんです。比率からすると、向かって左を左とする場合が9割ぐらいなのですが、たまに逆になっている時があるのです。逆になっているという事は、家具の立場にたって右や左を決めている事になります。そんな風に組立家具を設計している人って、きっとその製品が好きなんだろうなぁ、と考える事にしてゆるす事にしているのですが、本当は業界で統一してもらいたいところですよね。


vol.31 : 貸してあげたいんだけど

 結婚等で、全く新しい生活を始める場合などは別にして、新しい家具を買うときにはそれに伴って処分する家具がでてくる時が多々あります。昔は、店の裏で燃やしてしまったりお風呂屋さんの燃料としてわけてあげたりとかもありましたが、最近ではダイオキシン等の問題などもあり、産業廃棄物として中間処理業者にひきとってもらう形になります。そのため当店はもとより、他のほとんどの店でも、処分品は有料にて引き取ってくる形になっていると思います。 でも、個人として粗大ゴミとして出した場合は、市や町にひきとりに来てもらうと引き取り代がとられても、処分場にもちこめば無料という形を取っている自治体が多くあります。
 そんな事もあって、商品をお買いあげいただいた時に、古い品物の処分の話になった時、個人で処分場に持ち込めば無料という事で
「古い家具は自分で処分するけど、処分場まで持っていくのに乗用車には積めないのでトラックを貸してくれないか。」
と言われるお客様がごくたまにいます。だいたい、そのような事をおっしゃってくるお客様は昔からのお得意様が多いので、
「良いですよ。」
と言いたいところなんですが、だめなんですね、これが。車を貸すこと自体はOKなんですが、家具のカミゼン、とボディに書いてあるトラックで家具を処分場にもっていくと、個人として持っていっても産業廃棄物扱いになってしまい、有料になったり引き取りを拒否されたりしてしまうんです。

 一番困るのが、私たちが自宅で使っていたのを出すときです。個人として使ってたのに何で産業廃棄物になっちゃうんだよ!!


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